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1. 日常320.マッチ売りの少女 童話 絵本 道案内3-1.(08.12.24水)



日常320.マッチ売りの少女 童話 絵本 道案内3-1.(08.12.24水)2008年12月24日12:09
 akiu 雲 日常320.マッチ売りの少女 童話 絵本 道案内3-1.(08.12.24水) 



家にさえ 帰れない子は どこへ行く   雲:08年12月24日 11時58分04秒 

いのちの灯 見つめて祈る クリスマス  雲:08年12月24日 11時35分15秒 

2005.12.24写真日記
/akiunora/05.12.24.index.html









 日常320.  … マッチ売りの少女 … 







。。。。。。。。。。 
↓ 引用:ココから 





  【 マッチ売りの少女 】 The Little Match Girl 


   ハンス・クリスチャン・アンデルセン作   … 結城浩訳 




ひどく寒い日でした。雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 —— 今年さい 

ごの夜でした。この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりまし 

た。頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。家を出るときには靴をはいてい 

ました。ええ、確かにはいていたんです。でも、靴は何の役にも立ちませんでし 

た。それはとても大きな靴で、これまで少女のお母さんがはいていたものでした。 

たいそう大きい靴でした。かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴 

をなくしてしまいました。二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。 



片方の靴はどこにも見つかりませんでした。もう片方は浮浪児が見つけ、走ってそ 

れを持っていってしまいました。その浮浪児は、いつか自分に子どもができたらゆ 

りかごにできると思ったのです。それで少女は小さな裸の足で歩いていきました。 

両足は冷たさのためとても赤く、また青くなっておりました。少女は古いエプロン 

の中にたくさんのマッチを入れ、手に一たば持っていました。日がな一日、誰も少 

女から何も買いませんでした。わずか一円だって少女にあげる者はおりませんでし 

た。 



寒さと空腹で震えながら、少女は歩き回りました —— まさに悲惨を絵に描いた 

ようです。かわいそうな子! 



ひらひらと舞い降りる雪が少女の長くて金色の髪を覆いました。その髪は首のまわ 

りに美しくカールして下がっています。でも、もちろん、少女はそんなことなんか 

考えていません。どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、鵞鳥を焼いているおいしそう 

な香りがしました。ご存知のように、今日は大みそかです。そうです、少女はその 

ことを考えていたのです。 



二つの家が街の一角をなしていました。そのうち片方が前にせり出しています。少 

女はそこに座って小さくなりました。引き寄せた少女の小さな足は体にぴったりく 

っつきましたが、少女はどんどん寒くなってきました。けれど、家に帰るなんて冒 

険はできません。マッチはまったく売れていないし、たったの一円も持って帰れな 

いからです。このまま帰ったら、きっとお父さんにぶたれてしまいます。それに家 

だって寒いんです。大きなひび割れだけは、わらとぼろ切れでふさいでいますが、 

上にあるものは風が音をたてて吹き込む天井だけなのですから。 



少女の小さな両手は冷たさのためにもうかじかんでおりました。ああ!たばの中か 

らマッチを取り出して、壁にこすり付けて、指をあたためれば、それがたった一本 

のマッチでも、少女は ほっとできるでしょう。少女は一本取り出しました。 ≪シ 

ュッ!≫ 何という輝きでしょう。何とよく燃えることでしょう。温かく、輝く炎 

で、上に手をかざすとまるで蝋燭のようでした。すばらしい光です。小さな少女に 

は、まるで大きな鉄のストーブの前に実際に座っているようでした。そのストーブ 

にはぴかぴかした真鍮の足があり、てっぺんには真鍮の飾りがついていました。そ 

の炎は、まわりに祝福を与えるように燃えました。いっぱいの喜びで満たすよう 

に、炎はまわりをあたためます。少女は足ものばして、あたたまろうとします。し 

かし、—— 小さな炎は消え、ストーブも消えうせました。残ったのは、手の中の燃 

え尽きたマッチだけでした。 






。。。。。。。。。。 




少女はもう一本壁にこすりました。マッチは明るく燃え、その明かりが壁にあたっ 

たところはヴェールのように透け、部屋の中が見えました。テーブルの上には雪の 

ように白いテーブルクロスが広げられ、その上には豪華な磁器が揃えてあり、焼か 

れた鵞鳥はおいしそうな湯気を上げ、その中にはリンゴと乾しプラムが詰められて 

いました。さらに驚いたことには、鵞鳥は皿の上からぴょんと飛び降りて、胸にナ 

イフとフォークを刺したまま床の上をよろよろと歩いて、あわれな少女のところま 

でやってきたのです。ちょうどそのとき——マッチが消え、厚く、冷たく、じめじ 

めした壁だけが残りました。少女はもう一本マッチをともしました。すると、少女 

は最高に大きなクリスマスツリーの下に座っていました。そのツリーは、金持ち商 

人の家のガラス戸を通して見たことのあるものよりもずっと大きく、もっとたくさ 

ん飾り付けがしてありました。 



何千もの光が緑の枝の上で燃え、店のショーウインドウの中で見たことがあるよう 

な楽しい色合いの絵が少女を見おろしています。少女は両手をそちらへのばして— 

—そのとき、マッチが消えました。クリスマスツリーの光は高く高く上っていき、 

もう天国の星々のように見えました。そのうちの一つが流れ落ち、長い炎の尾とな 

りました。 



「いま、誰かが亡くなったんだわ!」と少女は言いました。というのは、おばあさ 

ん——少女を愛したことのあるたった一人の人、いまはもう亡きおばあさん——が 

こんなことを言ったからです。星が一つ、流れ落ちるとき、魂が一つ、神さまのと 

ころへと引き上げられるのよ、と。 



マッチをもう一本、壁でこすりました。すると再び明るくなり、その光輝の中にお 

ばあさんが立っていました。とても明るく光を放ち、とても柔和で、愛にあふれた 

表情をしていました。 




マッチをもう一本、壁でこすりました。すると再び明るくなり、その光輝の中にお 

ばあさんが立っていました。とても明るく光を放ち、とても柔和で、愛にあふれた 

表情をしていました。 



「おばあちゃん!」と小さな子は大きな声をあげました。「お願い、わたしを連れ 

てって!マッチが燃えつきたら、おばあちゃんも行ってしまう。あったかいストー 

ブみたいに、おいしそうな鵞鳥みたいに、それから、あの大きなクリスマスツリー 

みたいに、おばあちゃんも消えてしまう!」少女は急いで、一たばのマッチをあり 

ったけ壁にこすりつけました。おばあさんに、しっかりそばにいてほしかったから 

です。マッチのたばはとてもまばゆい光を放ち、昼の光よりも明るいほどです。こ 

のときほどおばあさんが美しく、大きく見えたことはありません。おばあさんは、 

少女をその腕の中に抱きました。二人は、輝く光と喜びに包まれて、高く、とても 

高く飛び、やがて、もはや寒くもなく、空腹もなく、心配もないところへ——神さ 

まのみもとにいたのです。 



けれど、あの街角には、夜明けの冷え込むころ、かわいそうな少女が座っていまし 

た。薔薇のように頬を赤くし、口もとには微笑みを浮かべ、壁にもたれて——古い 

一年の最後の夜に凍え死んでいたのです。その子は売り物のマッチをたくさん持 

ち、体を硬直させてそこに座っておりました。マッチのうちの一たばは燃えつきて 

いました。「あったかくしようと思ったんだなあ」と人々は言いました。少女がど 

んなに美しいものを見たのかを考える人は、誰一人いませんでした。少女が、新し 

い年の喜びに満ち、おばあさんといっしょにすばらしいところへ入っていったと想 

像する人は、誰一人いなかったのです。 






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<版権表示> 

Copyright (C) 1999 Hiroshi Yuki (結城 浩) 

本翻訳は、この版権表示を残す限り、

訳者および著者にたいして許可をとったり使用料を支払ったりすること一切なしに、

商業利用を含むあらゆる形で自由に利用・複製が認められます。 

プロジェクト杉田玄白正式参加作品。 

<版権表示終り> 




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↑ 引用:ココまで 







■コメント




■  みぃ 2008年12月24日 21:34

 私が保育課の学生だったころ 「掛け図絵」(一種の大型紙芝居)を制作しましたが、

その時の題材が「マッチ売りの少女」でした。 

作ったのはいいのですが、発表の時

最後のシーンで涙ぐみ声にならなかったこと思い出しました。 

たしか 幻覚の中のおばあさんの胸に抱かれるシーンです 



今日も世界のどこかでこんな思いをしている子供がいるって思うと

本当に切ない気持ちでいっぱいになります




●  雲 2008年12月25日 23:38


 >みぃさん: 

そうでしたか… いまでもやはり アンデルセン童話は 

語り継がれているんですね。 


 >涙ぐみ声にならなかった 

やっぱり みぃさんは感受性が強いんですね…。 

どんなときにも せめて こうした事をも 忘れないで 

でも 暗くならずに 基本的に 前向きに 明るく… 

自分自身が せめて 小さなマッチの1本ぐらいの 

【 こころの灯 … ぬくもり 】を… 

灯して 生きていけるように なりたい です♪ …よね♪ 






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↓ 参照: 

★*プロジェクト杉田玄白* http://www.genpaku.org/ 
   マッチ売りの少女http://www.hyuki.com/trans/match.html 
   翻訳:結城浩 - The Essence of Programming
      http://www.hyuki.com/ 


★童話関係サイト: 

めだかの学校 
http://tab.cside5.jp/index.html 
   サイトマップhttp://tab.cside5.jp/sitemap.html 

ロシアの童話について 
http://freett.com/russianahitotoki/ft_outline.html 

ロシアなひととき 
http://freett.com/russianahitotoki/rusfairytale.html 

マルシャークの「12月(つき)」(原題)だと思います 
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/0512/129622.htm

■引用: 題は色々 :ちよがみ 2007年5月15日 0:17 

ボヘミア・スラブ民話を 

サムエル(又はサムイル)・マルシャークがお話にした 

「森は生きている (十二月物語)(12の月たち)」、 

訳によって題は色々です。 

野苺ではなくて待雪草を採りに行かされるのですが、同じでは? 

森は生きている 
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/0/1108380.html 
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/1/1140720.html  

12の月たち 
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/04301875



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検索: 
本の名前、教えてください。 : 趣味・教育・教養 : 発言小町 : 大手 ... 

 参照:くぎおのフガフガハッピ〜な日々 
    http://tyotyogire.exblog.jp/1740483/ 
    プロフィール 
    http://namecard.excite.co.jp/card/tyotyogire 

★*プロジェクト杉田玄白*http://www.genpaku.org/ 
   マッチ売りの少女http://www.hyuki.com/trans/match.html 
   翻訳:結城浩 - The Essence of Programming
      http://www.hyuki.com/ 

12の月の精 マッチ売りの少女 クリスマスキャロル  
。。。。。。。。。。 






★【 ゆめの森 】 
http://www.akiu-yumenomori.com/ 
 【 地図 】 
  http://www.akiu-yumenomori.com/map.html



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★過去日記もくじ 
/akiukumo/A-0000index.html 
。。。。。。。。。。 
ミクシー2007/12/24月 
http://mixi.jp/list_diary.pl?year=2007&month=12&day=24


2006:/akiukazoku/Aa-061219.html 
   :/akiukazoku/Aa-070726.html

2005:/akiukazoku/Aa-051222.html 
   :/akiukazoku/Aa-060222.html 
    2005.12.24写真日記
    /akiunora/05.12.24.index.html
    05秋:写真日記もくじ:
    /akiukazoku/

2004:/akiukazoku/Aa-041219.html 
   :/akiukazoku/Aa-041225.html

2003:/akiukazoku/Aa-031223.html
  :/akiukazoku/Aa-031227a.html
  :/akiukazoku/Aa-040102.html
   
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アル中用語:ドゥーマザー ビィーマザー: 
/akiukumo/-a-yougoDO-MOTHER.html 
家族29.ドゥーマザー ビィーマザー: 
/akiukumo/kazoku0029.html
ウィキペディア:失敗学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E6%95%97%E5%AD%A6 

。。。。。。。。。。

★日常117.人間らしさ 
/akiukumo/Aa-080611.html

144. 愛のタネ愚痴のネタ2.07/04金 
/akiukumo/Aa-080704.html
 
143. 愛のタネ愚痴のネタ1.07/02水 
/akiukumo/Aa-080702.html

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