生活保護世帯10年で倍増 遅れる景気回復影響
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宮城県内の生活保護世帯が、
過去10年間で約2倍に膨れ上がっていることが、
県のまとめで分かった。
背景にあるのが、高齢者や失業者、母子家庭など経済的弱者の増加。
全国的には景気回復の傾向にあるとされるが、
県は「改善の兆しはまだ顕著とは言えない」とみており、
生活保護世帯が減る気配はない。
生活保護世帯数と、
保護率(人口1000人当たりの生活保護受給者数)はグラフの通り。
保護率は、1950年の制度発足時の37.3から減少傾向にあったが、
96年から上昇に転じた。
96年12月時点で保護率4.2、6610世帯だったが、
2005年12月には7.91、1万2825世帯に増加した。
受給世帯の割合(04年度)は、
高齢世帯5468(45.9%)、母子世帯1010(8.5%)、
障害者世帯1389(11.6%)、傷病者世帯2579(21.6%)、
失業含むその他世帯1479(12.4%)。
構成割合に大きな変化はないが、
10年前の95年度と比べ、その他世帯が2.05倍、
高齢世帯が1.80倍になるなど各世帯数は大きく増加している。
生活保護世帯の増加について、
県社会福祉課は「社会的な要因が大きい」と分析する。
高齢者人口は、14.9%(96年)が19.7%(05年)に、
独居高齢者も6.0%が12.9%と倍以上に伸びている。
県内の完全失業率は統計のある97年の3.3%に対し、
05年は5.2%に悪化している。
市部と郡部では、市部の保護率が高く、
市部7.12(05年12月)に対し、郡部は4.30。
県社会福祉課は「郡部は市部と比べ、単身世帯が少なく、
親族や地域住民同士の助け合いの精神が残っているのでは」
とみている。
低所得者の生活向上を図る市民団体
「県生活と健康を守る会連合会」の堀川耕一事務局長は
「リストラされた中高年の相談者が増えている。
社会保障や税負担が増え続ければ、生活保護世帯は伸び続けるだろう」
と警告している。
2006年05月23日火曜日
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宮城・柴田の夫焼殺 静かな住宅地に悲鳴
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現場を実況見分する捜査員=22日午後8時、柴田町松ケ越2丁目
日暮れ間近の静かな住宅地が、男性の叫び声で騒然となった。
宮城県柴田町で22日夕に発生した殺人事件。
妻が夫に灯油をかけ火を付けるという衝撃的な事件に、
周辺の住民は「こんな近くで起きるなんて信じられない」と声を震わせた。
柴田町松ケ越2丁目の現場の近くに住む夫婦は、
「ギャー」という男性の悲鳴を聞いて外に飛び出した。
路上では、亡くなった大浦与七さん(63)が既に炎と煙に包まれていた。
住民が消火作業に当たる間、妻の良子容疑者(57)は
家を出たり入ったりしながら、
ぼうぜんとした様子で現場を見ていたという。
与七さんは2年ほど前に病気で倒れて足が不自由になり、
2人暮らしの良子容疑者が世話をしていた。
30代の主婦は昨年夏、
深夜に言い争う声や雨戸をたたくような大きな物音を聞いた。
「『出ていけ』などと怒鳴っていた。
最近聞かないので落ち着いたんだろうと思っていた」と話す。
別の40代の主婦は
「(良子容疑者は)看病疲れで精神的に参っていたのかもしれない」
と推し量る。
土木作業員男性(70)は
「だんなさんは電気工事の仕事をしていて5、6年前に辞めた。
おとなしくていい人だったのに、なんでこんなことになったのか」
と気落ちした様子で語った。
2006年05月23日火曜日
悲報に驚き 学校、修学旅行を延期 仙台・女児転落死
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仙台市宮城野区苦竹1丁目のマンションで23日に起きた
小学4年女児(9つ)の転落死で、女児の通う宮城野区の学校の関係者は、
突然の悲報に驚きを隠せないでいた。
学校には同日夕、女児の母(44)から一報が入り、
校長と教頭が女児の収容先の病院に駆け付けた。
教頭は「事情がはっきりせず、詳しいことは話せない」と言葉少な。
校内では職員が厳しい表情で情報収集に追われた。
クラスは午後2時15分に授業が終わり、
女児は午後3時ごろまで校庭で遊び、家に帰ったという。
教頭は「明るく元気な子で、悩んでいたような話は聞いていない」と話す。
学校は24日に全校児童を保護者同伴で登校させ、
児童集会と保護者説明会を開く。
24日から予定していた修学旅行も延期を決めた。
同校生の保護者の主婦(43)は
「女児がマンションの周辺を走り回っている姿を何度か見た。
目立たず、普通の子だった」と話す。
現場のマンションは駐車場の転落地点が青いシートで覆われ、
捜査員が行き交う物々しい雰囲気に包まれた。
2006年05月24日水曜日