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詩 770630 ぼくのロケット ■■■■ 詩集:おしゃべりなうさぎ

ぼくのロケット  1977.6.30. ロケットが飛んだら 空には 星がいっぱい 星たちが ロケットのまわりに集まって 宇宙の小春日和 うたたねは しずかに しずかに かろやかに ことばの ひとつひとつが つまづいて ころんで ひっくりかえれば しめたもの あしたも天気は やってこない 星から たよりが届いた日には ぼくは すがたをくらまして 身動きをせずに じっと チャンスを待つ  ・・・・・・・・ ロケットのとぶ時代だから 僕らの春には 花がない 花のない春だから 星も飛ばない 星の飛ばない夜だから 僕らは 姿をくらます  ・・・・・・・・ 暗い夜の 冷たいひかりは なにも示してはくれない 星たちのことばが わからない僕たちのことばと こんがらがって 溶けあって またひとつの夜を創ったとき あしたが生まれ あしたの向こうに 虹が架かる わからないときは グチをいっぱいならべて 足もとの小石につまづきながら 歩いていればいい ほかに なにも しようとしないことだ  ・・・・・・・・ じっと 下をむいて なにもしない ことだ じっとしていたら そのうち じっとしていられなくなる なんて 信じないことだ なにも食べないでいたら 腹がすくだろうなんて考えないことだ いま必要なのは 腹を満たすことではなく  ・・・・・・・・ ふかく ふかく 眠りこむことだから ふかいねむりに就いたとき 僕らのロケットが しずかに 飛び立つ 僕らのロケットは 火を噴かない しずかに しずかに 飛び立つ  僕らのロケットは 古代の石像のように しずかに 飛び立つことを 望んでいる  ときとして それは 微かな けいれんに似た「ふるえ」を 魂に 呼び起こす 「たましい」と呼ばれたものに ちいさな衝撃を受けとめた後で じつはそれが あのロケットだったことに ぼくらは 気付くのだ そして ロケットは飛んでゆく ぼくらの彼方へと  ・・・・・・・・ 崩壊した … たましい … を 吐き出しながら  ・・・・・・・・
770630 日常000.詩 770630 ぼくのロケット (09.06.10水) 自尊心の抑圧と破壊 蹂躪 人権侵害【こころの壁8.】(09.04.08水) 【 共同論 】【 文明選択の自由 】【 搾取の構図 】 :ミクシー (:ヤフー ) 。。。。。。。。。。 めも:mixi日記より akiu 雲 日常000.詩 770630 ぼくのロケット (09.06.10水)  人生は ちから加減の 多面体      雲:09.06.10水     日常000.   … ぼくのロケット … 。。。。。。。。。。 09/06/10水 ★参照: 詩 910507 ちから :ミクシー (/akiuao/09tikara910507.html:ヤフー ) 日常581.今日はさすがに… (09.06.09火) http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1191525986&owner_id=6736953:ミクシー (:ヤフー )  。。。。。。。。 ぼくのロケット  1977.6.30. ロケットが飛んだら 空には 星がいっぱい 星たちが ロケットのまわりに集まって 宇宙の小春日和 うたたねは しずかに しずかに かろやかに ことばの ひとつひとつが つまづいて ころんで ひっくりかえれば しめたもの あしたも天気は やってこない 星から たよりが届いた日には ぼくは すがたをくらまして 身動きをせずに じっと チャンスを待つ  ・・・・・・・・ ロケットのとぶ時代だから 僕らの春には 花がない 花のない春だから 星も飛ばない 星の飛ばない夜だから 僕らは 姿をくらます  ・・・・・・・・ 暗い夜の 冷たいひかりは なにも示してはくれない 星たちのことばが わからない僕たちのことばと こんがらがって 溶けあって またひとつの夜を創ったとき あしたが生まれ あしたの向こうに 虹が架かる わからないときは グチをいっぱいならべて 足もとの小石につまづきながら 歩いていればいい ほかに なにも しようとしないことだ  ・・・・・・・・ じっと 下をむいて なにもしない ことだ じっとしていたら そのうち じっとしていられなくなる なんて 信じないことだ なにも食べないでいたら 腹がすくだろうなんて考えないことだ いま必要なのは 腹を満たすことではなく  ・・・・・・・・ ふかく ふかく 眠りこむことだから ふかいねむりに就いたとき 僕らのロケットが しずかに 飛び立つ 僕らのロケットは 火を噴かない しずかに しずかに 飛び立つ  僕らのロケットは 古代の石像のように しずかに 飛び立つことを 望んでいる  ときとして それは 微かな けいれんに似た「ふるえ」を 魂に 呼び起こす 「たましい」と呼ばれたものに ちいさな衝撃を受けとめた後で じつはそれが あのロケットだったことに ぼくらは 気付くのだ そして ロケットは飛んでゆく ぼくらの彼方へと  ・・・・・・・・ 崩壊した … たましい … を 吐き出しながら  ・・・・・・・・ 。。。。。。。。。。 ココまで