ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場
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叱られて…2 正直22 出発1 (1972) 1 2007年09月06日02:28
akiu 雲  「人生が変わる瞬間(とき)」出発 1 






 出発1. 





。。。。。。。。。 

道が なくなっても 
進まなければ どこにもいけない。 

先が 見えなくても 
歩かなければならない ときもある。 


。。。。。。。。。 

夜は 旅館で 寝て… 
昼は ラーメン屋で 昼飯が食えた。 

暮らしていくには それで 十分だと思った。 

もらった 給料は バス代ぐらい残して 
全部 貯金することにした。 

これからどうなるのか 皆目 見当も付かなかった。 
正直いって 不安だった。 

いま思えば とりあえず 
親と もめていたわけでもなかったし… 
家に 問題があるわけでもなかったので 
もう少し ゆっくり考えても 
良かったのかもしれないとも思うが… 

やはり 学校が続けられなかったこと…が 
疚(やま)しかったのだろうか? 
とにかく… 気持ちが 張りつめていた … 

学校を 辞めたのだから… 
親の世話になるわけには行かない。 
自立しなければと 気負っていたのだと思う。 

お金は ほとんど使わなかった 
みんなに「 守銭奴♪ 」と からかわれたほどだ。 
一緒に喫茶店に入っても「 水 !」と 注文した。 
ダメだったら ひとり 店を出た。 

なんとなくだが…  
お金を貯めて… ヨーロッパへ行って 
絵の勉強をしようか? のようなことを考えていた。 

。。。。。。。。。。。 

働いたのは… 半年ほどだったが 
ラーメン屋でも ホテルでも… 
(昔の木造の旅館だったが名前は○○ホテルだった…?♪) 
いろんなことがあった。 

。。。。。。。。。。。 

ラーメン屋に行って 少ししてからは 
スープの仕込みを教えてもらって 
俺が やることになった。 

一番最初に 店に行って スープ仕込んで… 
たまねぎむいて…と 野菜の仕込み。 
店の掃除 胡椒や醤油 割り箸の補充など 
走り回って働くのが 楽しかった。 

大声で 歌を唄いながらやってた。 

掃除が終わるころ 店の人たちが出勤してくる。 
暖簾を出して 客が入り始め 出前の注文も入ってくる。 
11時半を過ぎたら もう戦場だった。 
店の接客 水出し 注文取り レジ打ち 電話受け 出前。 
「らっしゃいませー!」 
「ありがとございましたぁー!」 と 
元気よく 大声出せるのが たのしかった。 

厨房は○ちゃんという女性調理人のひとと オヤジさん 
店は 俺とNと もうひとり おばちゃんもいたが 
近所に 大きな工場や 郵便局などがあり… 
昼時は 店も 出前も フル稼働だった。 

出前はNと俺のふたり 
Nがバイク 俺は自転車。 

冬だったけど  俺は… 
たぶん ランニングシャツの上に 
ラーメン屋の白衣一枚で 
自転車に乗って出前していた。 
冬の冷気が 気持ちよかった。 

どんぶり集めの時は 肩が抜けそうなほど 
重くなったオカモチを 片手にぶら下げて 
自転車を めいっぱい こいだ。 

いつも 一生懸命 だった。 
汗かいて 全力で 動くのが 楽しかった。 

俺の仕事は どんぶり回収 昼時の片付け 皿洗いまで…3時ごろ 
その後は 9時のホテルの仕事までは 自由だった。 

。。。。。。。。。。 

店が終わってから 隣りのボーリング場の喫茶店に行った。 
そこで コーヒー一杯で 長い時間 
本を読んだり 日記を書いたりしていた。 

いつも 出前していたから 
ふたりのウェイトレスとは顔なじみだった。 
(もちろん 親しく話ができるほどでは なかったけど…苦笑) 

彼女たちは ときどき 
コーヒーのお代わりを持ってきてくれたり 
カーテンで仕切られた「予約席」に 入れてくれて… 
「こっちの方が 落ち着いて本読めるでしょう 」と 
言ってくれたりもした。 

… とっても やさしかった … 


。。。。。。。。。。 

俺がホテルに入ると 
奥さんも 旦那さんも 
奥の自宅へと 引っ込むので 俺ひとりになる。 

受け付け 電話交換 
そして 部屋まで案内して お茶出しも やった。 
予約外の客は 宿泊カード書いてもらってる間に 
部屋まで走っていって 布団敷きもしなければならなかった。 

12時頃門限で 玄関の鍵をかければ 
あとは 玄関脇の布団部屋で 仮眠してていい。 

でも けっこう 帰ってこない客も多かった。 
2時3時ごろまで 飲んで来て 玄関をドンドンと叩く。 
だから なんとなく いつも 
その頃までは 起きて 日記書いたりしてたような気がする。 

朝は 6時ごろ起きて 玄関前の掃除して 
お客さんの靴を磨いて 並べたら 帰ってもよかった。 


。。。。。。。。。。 

学校のみんなの卒業式が 終わった頃 
中学の柔道部で一緒だった SSに頼まれて 
ホテルのバイトを 紹介した。 
そうしたら 彼が やはり同級生の従姉妹「○さん」を紹介して 
ふたりは ホテルで 春休みのバイトを始めた。 

。。。。。。。。。。 

ココから先を書き進めるに当たって 
大きな問題に直面する…(笑) 
 ・・・・・・・・ 
この頃のことを どう書いたらいいのか? 
いま考えると 複雑な感じになってしまうのだ。 

その頃に 在ったまま ありのままを 
素直に 正直に… 
書きにくい思いがある。 

なにしろ その○さんこそ 
その後 35年間… 
恋愛し 結婚し 家庭を作り 離婚して… 
現在に至るまで なおも 
同じ屋根の下に暮している女性なのだから… 

。。。。。。。。。。 

しょうがないから… 

!運命的な… 出逢いだった(苦笑)! 

…とでも 書いておこう。 


。。。。。。。。。。 
ココまで書いてみて はっきりしたような気がする。 
とにかく 良かれ悪しかれ ココが 

 俺の…「 人生が変わる瞬間 」 

…だった とは思う。 

。。。。。。。。。。 

やっと テーマに もどった。♪♪♪ 


ここで 彼女に 逢わなかったら 
俺の 人生は まったくちがうものだったとは思う。 

恋とは 恐ろしいもの でも有るのかもしれない…(大笑) 



。。。。。。。。。。 

どうも 俺の人生の物語は 最後の落ちが 
イマイチなような気がする。 

正直に生きてきた筈なのに 
一生懸命 誠実に生きようとしてきた筈 …なのに。 
なぜ? なぜ? 
いつも 最後の区切りが スカッとしないのだろう?  


。。。。。。。。。。 



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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















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