ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場

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アル中30. ドライドランク (08.03.03月←07.12.31月) 2008年03月03日18:53
akiu 雲 アル中30. ドライドランク (08.03.03月←07.12.31月) 


変えたいと願う 自分の傲りから     雲:08年03月03日 18時40分06秒 

変えられぬ 過去と他人に 距離をとる  雲:08年03月03日 18時32分32秒 





アル中30. … ドライドランク … 





。。。。。。。。。。 


他のアル症患者の ブログを 見ていると 

酒害症状も 離脱症状も さまざまなようだが… 

俺自身は それほどハッキリした症状は 感じたことはなかった。 

ドライドランクの症状も 同じように 

あまりハッキリしてはいなかった。 



しかし 2007年12月23日の夜の 感情の暴走からのDVは 

自分自身でも ハッキリと 異常だと 自覚できた。 

ドライドランクなのか あるいは心理的なパニック症状なのか… 

詳しくはわからないが とにかく 

衝動・反射的で 危険な状態だったと思う。 

それは「 動機… スイッチ 」の問題よりも 

そのあとの「 ブレーキ… 制止力 」…が 欠落している感じだった。 



以前の 暴力的な場面でも 今回でも… 

意識は 冷めていた感じがする。 

感情的な部分と それを冷めた目で見ている自分と… 

二人の自分が居る。 

普通だったら その冷静な自分が 

馬鹿な行動を どこかで制止するはずなのだが… 

その限界が 少しずつ あぶない方に ずれていっていた気がする。 



それは ふだん ひとりの時の「思いのエスカレート」と 

連動しているようにも思える。 

自分自身の 自暴自棄になった理性が 

DV的な行為を 容認していくような 怖さがある。 



死にたい… 殺してしまいたい… 

もう こんな状況は 終わらせたい。 

なんでもいいから この状況を変えたい。 

なにもかも 終わりにしてしまいたい。 

そんな★ リセット的な思考 ★だと思う。 



例えば 家に火を付けようという思いを 制止するのは 

地元消防の人たちや 近隣の知人たちへの思いなどの 

社会規範と 子供たちへの思いだろうと思う。 



しかし ○子さんを抹殺したいという思いを 

抑止する要因は 子供達3人以外にはない。 



たぶん 俺は ○子さんのように 自分自身の問題点に 

なんの反省もなく のうのうと生きている…ように思える人間が 

身近に居ることに 腹が立っているのだろうと思う。 

そうした人間を 野放しに放置し続け… 

助長させ 図に乗らせ 育ててしまったまま… 

…なんら改善・更正介入できないまま 

増長させ続けてゆく事への いらだち… 

俺の中の 屁理屈では そんな感じなのだと思う。 



それは とんでもない「 思い上がりの傲慢 」だろうとも 思う。。 

被害者意識や 自己憐憫のほうがまだ 可愛げがあるだろうと思う。 

しかし そう思っていることは…事実だと思う。 

きっと 俺はそうした いやらしい 

「 傲慢なヒロイズムの幻想 」…に 酔っているのだと思う。 



自分の思い描いていた感動的なエンディングがない事に 

納得が行かないのだろうと思う。 

解り合える… 奇跡的な結末 … 

そんなドラマを 共演しようとしない彼女に 

自分の夢(エゴ?)の破壊者というレッテルを貼り 

憎しみを抱くようになっていった気がする。 

 ・・・・・・・・ 

思いどうりの展開に行かなかった事が 

許せないだけなのだろうと思う。 



。。。。。。。。。。 



俺がすがり続けている こぎれいで 小賢しい 

いいひとぶろうとする いやらしさ… 

「 机上論的理想主義 」への腹立たしさ 憎しみ。 

○子さんから感じたのは そんな感情のような気がする。 



本人がハッキリ言わない限り なにもわからないが 

俺が なにを言っても 非難 否定 被害妄想 自己主張ばかり… 

俺の どこがどう気に入らないのか なにが問題なのか 

明快な根拠を 示して欲しいと言いつづけてきた。 



自分は悪くない…だけの 一点張り 

それに こだわったあげく 全てが壊れていった気がする。 

俺が… 正義感や 自己主張を 曲げようともしないまま… 

相手を 非難し責め続けただけ…だと 多くの人が言っているが… 

問題は 事実関係とその是非判断の確認と 共通理解であること。 

それを なんとか伝えたいと 俺はこだわり… 

それが どうしても 全く 伝わらないような気がした。  

 ・・・・・・・・ 

果てもなく虚しい 徒労の繰り返しだったと思う。 



客観性の納得 了解は 言葉にする(論証)しかない。 

それが現代社会の 基本ルールではないかと 俺は思う。 

それを拒絶するひととは… 

どのような確認も立証も共感も 了解もむずかしい。 



どうしていいのか わからないまま しかし あきらめない 

どこまでも 何とかしようとし続ける 

俺の そうした性格が 問題を悪化させ続けてしまったのだと思う。 



どうにかしようと思う思いと どうにもならない現実 

そのいらだちのストレスの習慣化と蓄積が… 

結果として 飲酒中のDVになり… 

それが 先日のドライドランクのDVに繋がったのだろうと思う。 

反射的なところまで 繋いでしまった回路の 

解消・改善は むずかしいのが いまは わかるような気がする。 




今回 アル中治療の中で… 精神医療の 現場の実態にふれて 

「 過去と 他人は変えられない 

  未来と 自分は変えられる  」 

…という言葉に出会い いままでの徒労の 問題点が 

なんとなく わかる気もしてきた。 

俺は『 彼女の問題 』に 安易に 

介入しようとし過ぎていたのだろうと思う。 




医者がしきりに言う…「 距離感 」という言葉や 

「 別れなさい 」「 離れなさい 」…というアドバイスの意味が 

すこしずつ実感として わかるような気がしてきた。 




無意識に 出てしまう行動… 

それは 暴力行動だけではなく 

言葉や表情 感情や思いまで 多岐に及ぶものだろうと思う。 

ある意味 そのひとの個性に近いものだと思う。 

それを 変えるのはむずかしいものだろう。 



長い時間をかけて作ってしまった 

対人関係の 感情反射の回路も そう簡単には 

改善できないのだろうと思う。 



ドライドランクは 生理反応に近い 条件反射なのだろうと思う。 

制御しようと思うより 


そうした状況そのものを 作らないようにする方が 

賢明なのだろうと思う。 



。。。。。。。。。。

 コメント

■みぃ 2008年03月03日 21:39

 ドライドランク…はじめて聞いた言葉ですが、

飲んでなくても酔っぱらうなんて。

アルコールは薬物のフラッシュバックのような状況を作るのですね。 



雲ちゃんは 芸術家だから

一般常識的な公務員やサラリーマンの価値観・人生観とは

違うような気がするのです。 

そうでないと 素晴らしい・面白い作品は

生まれないような気がします。 

でも 雲ちゃんの子供を産んで一緒に生活した

元妻さんの気持ちもなんとなくわかります。

雲ちゃんを愛してるからこそ、

きっと雲ちゃんに望むことがたくさんだったのでは・・・

詳しい状況もわからずに 


●返信:雲 2008年03月04日 07:57

 みぃさん:そう…非常識なんですよね♪ 変なやつ…なんです♪ 


人間界の常識が…いつまでもわからない(笑) 

ただ『人間はマチガウこともある』事を

認め合いたいと思うんですよ。 

それを…認めないひとに…苛立つような気がします。 



自分とはちがう価値観の人間も居るのだと言うことを 

わかろうとすること 受け容れること…も 大切だと思うのです。 



俺は 他者の価値観を否定しようとは思いません。 

ただし 相手があることには 相互の了解・納得が必要なのだと思います。 

それをないがしろにすると 問題が生じるのだと思います。 



一方的な正義や常識の押しつけは 怖いと思います。 



わかりあい 納得し合おうとする姿勢…を 

あきらめたくない…のだろうと思うのです。 

ごまかして 自分の思いを実現しようとする事は 

よくない事ではないかと… 

どうしても思ってしまうのです。  



そうしたことを話し合い 確かめ合い 

共感し合いたかった…だけだと思います。 



まちがったら それを認めて 自分を変えてゆく事は 大切だと思います。 



結婚したいと思うことも 子供が欲しいと思うことも 

結婚したくないと思うことも 子供を作りたくないと思うことも 

どちらも 認め合うべきではないかと思います。 



ただし 相手の意志を知っていながら 

望まないことを強要してはいけないと思います。 

それは人間関係において 

もっとも原則的な常識ではないか…と 

俺には 思われるのです。 



その原則の確認ができない相手と 

信頼関係を作ることはできない。 

…そういうことだったのかもしれない 

というようなような気が いまは しています。 



俺は偏屈な奴だと思います。 

おおらかさが 足りないのかも知れないとも思います。 



俺にとって 人間関係は むずかしいすぎる(笑) 

イカレて 非常識な自分が 怖いと思います。 

油断したら… ちょっとでも傲慢になったら…  

なにをするかわからない 自分自身への怖さが あります。 



だから ちゃんと納得しないと次に進めない…と 

思ってしまうのだと思います。 



自分自身でも めんどくさい奴だな…と 

いつも思います(笑)♪ 



■syousuke 2008年03月04日 10:27

 方向性は違いますが、なんとなく分かります。 

「飲酒欲求よりも恐ろしい感情」 

って、私のブログに戴いた雲さんのコメントに

レスつけさせていただいたでしょう? 



あの時、明確な「殺意」が自分の中で芽生えたんです。

憎悪ではないです。面倒やから「消したい」と感じたんです。

生まれて初めての感情です。 



もともと私は暴力的な人間です。

平和主義者ではなく暴力で支配してきたタイプです。

でも、暴力とも違う、全く別の感情なんです。 



自分が正しいはずやのに、

思い通りにならないから相手を消滅させてしまおう。

という傲慢な感情なんです。

今は自分から近づかないことで感情をコントロールしていますが、

万が一能書きたれられると、殺ってしまいます。 



一応、ドクターには殺ってしまったら多分自殺するから

そのときは頭開けて調べてくれって伝えておきました。

アルコールが原因なのか、薬物が原因なのか

元々持ってる素地なのか分かりませんが、私が狂っているのは間違いないです。 

ちょっと見当違いな事を書き込んでしまいました。

不適切なら削除願います。



■雲 2008年03月04日 19:46

 shousukeさん:

>暴力とも違う、全く別の感情…

そう なんとなく わかるような…? 

いらだち…ですかね?♪ 


緊張感が…暴発してしまう…そんな感じ? 



俺が思うには 動物の行動で言うところの… 

★転位行動・代償行為★ 

…的な行動のような感じがします。 

ガラスケースに入れたバナナが取れなくて… 

あちこち 叩いたり 暴れる 

チンパンジーみたいなものではないかと? 



本来の 衝動→行動 の合理的な回路が塞がれると… 

動き出してしまったエネルギーを 

全く不合理な行動で… 

完結させようとするのかも知れない。…と思うのです。 

これは たぶん 状況対応の安全弁 

…のようなもので 自然なもなのだろうと思います。 




その自覚があるうちは たぶん まだ狂っていないのだと思いますよ。 

狂ったら…キット 自覚もブレーキも…記憶も 

できなくなってしまうのかも知れないと思います。 



病院や自助グループの仲間の話には 

そうした症状の経験も多いですよね。 

何事にも限界があるのだろうと思います。 

仏の顔も3度まで…とか 言いますからね♪ 



そういう意味でも 現代社会の★ 限界挑戦・競争主義 ★は 

もう とっくに 危機的な状況のように思えます。 

とりあえず 俺は 加害者にはなりたくないので… 

スローライフを こころがけ… 

触らぬ神に 祟りなし…で 世間からすこし離れたスタンスで 

のんべんだらりと生きてみようか…などと 

思っとります。…だっちゃ♪



■AXL KURI 2008年03月05日 01:22

 頭では分かっているつもりでも 納得出来ないのが距離感です。

勿論親しい人に対してです。

心の根っこを掴みたいと思う衝動は自分のエゴだとしても、

その片鱗に触りたいと思うのが普通だと思っていました。 

過去や経験は変えられないが、未来は幾らでも変えれると言っていた友人がいました。

自分の意見を理性を持ちながらストレートに言う友人でした。

ですが先日の事、彼と論争になった時に気付いてしまったのですが、

あぁ、俺はこの人の心に何一つ傷は付けれないのだと(+_+) 

やっぱり距離感は辛いものですね。 

ん(-_-)?独りよがりですかねf^_^; 



●返信:雲 2008年03月05日 13:18

AXLさん:…種を仕込むこと(笑)ぐらいは…できるような? 

俺は いつも そんな気はするのです?♪ 

かなり傲慢なんですが… よく鶏を小屋に入れることに例えて 

子ども達に言ってきたのですが…真っ直ぐに向かったらダメ… 

遠巻きにしながら なんとなくそっちのほうに 追い込んでゆくんだと。 



人間関係では「 きっかけ 」を考える… 

言ってみれば詐欺師的なやり方 誘導尋問的なやり方で 

相手が 自発的に 思った・動いた…と思うように 

し向けてゆくんですね(笑)♪ 

自発的に動き始めてしまえば コッチのもんですね♪ 

すると 昨日書いた側坐核の働きで…継続が産まれる。 



元妻さんは どうもそこに問題があるような気がしました。 

側坐核の働き…やる気中枢の動き方… 動かす刺激の要素が 

少なくとも 俺とは 全くちがうのかも知れない?…と 



人間にも さまざまなひとがいる。 

自分の浅知恵では どうにも 

わかりようのないひとも いるんだと思いました。 



本気で 騙そうと思えば なんとかなるかも知れないとも 

思ったりするけど… 

俺は 馬鹿正直や モラルの 信奉者…ですからね♪ 



世界中の全てひとと つき合える訳でもないから 

苦手なひとは 遠慮するようにしよう…などと 

やっと 最近 思うようになりました(笑)♪


。。。。。。。。。。







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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

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16.酒害・無知

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18.

19.

20.

6.うつ1

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