ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場

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アル中31. 自覚 (08.03.04) 2008年03月05日11:54
akiu 雲 アル中31. 自覚 (08.03.04) 


減らしたい 酒害がつくる 犯罪者   雲:08年03月05日 11時27分56秒 

ほどほどに うつろふ四季の 酔い心地♪ 雲:08年03月05日 11時17分02秒 





アル中31.  … 自覚 … 





。。。。。。。。。。 


アルコール依存症は『 否認の病い 』だと …医者は言う。 


3月1日 久しぶりに 実家の家族と会食した。 

兄貴がビール 妹の彼氏と20歳になったうちの末っ子YMは 

グラスワインを飲んでた。 

自分が飲まなくなってから…他の人が飲んでるのを 

眺めるのは まだ3〜4回目だと思う。 

昼食の酒なので 特に酔う程でもないし 見ていても気にならない。 

せいぜい 俺もこうして★ なにげなく ★飲んでいたんだな… 

…と 思う程度だった。 



夕食の時は 兄貴が缶ビール500mlを開け 

次は 残っていた日本酒1合… 

そして「 他になかったっけ? 」…と 探して 

1.8リットルパックを見つけてきて 

また1合ほど注いだ。 

俺が アル中話をするから… 

少し飲みにくそうではあったが…(笑)  

彼は それほど 否定的でも 言い訳的な姿勢でもなかった。 



「 とにかく 問題点をよく知っておいて 

 飲み方を注意しておいても 損はないよ…」 

…と 俺は この1年見聞きしてきた酒害問題の話をした。 



似たようなDNAを持つ兄弟 体質は似ているはず。 

兄貴にも アル症の危険はある。 

しかも 俺よりも 常習的に飲んできたはずの兄貴の症例は… 

アル症の問題点を考えるヒントになる。 



兄貴は 社会生活や 家庭生活に 問題が起きてはいない。 

大切なのは 今後の経過への事前対処・予防だろうと思う。 

俺は…「 たぶん ストレスと 飲み方 酒量…に 注意する事。 

     だろうと思うよ…! 」…と 

アドバイスした。 



アル症の 問題が起きてしまってからの自覚・認知は苦しい。 

しかし それ以前に 酒害の問題性を 知っておけば 

自分自身の 飲酒傾向に気を配り 

意識しようとする★ 自覚的な態度 ★が 出てくると思う。  



他の慢性病や 進行性の病気などと同様に 

アルコール依存症も 

これからは 予防 初期検診 初期発見などや 

治療や病気の学習の早期開始と 生活改善などが 

大切に なってゆくのだろうと思う。 



この病気は ガンなどとはちがって『 確実に予防可能な病気 』なのだ。 

酒を飲まなければ ならなくて済む病気だ。 

なってしまってからでも 酒を断てば 問題は改善されてゆく。 




『 アルコールは第一級のドラッグです。』 

…と 医者が言う。 

覚醒剤や モルヒネに手を出さない人間は 

酒も同じだと思えばいいのだ。 

現行法なんて いい加減で 未熟なものだ 。 

問題だと思ったら 気をつけるのは 当たり前だと思う。 



健康も流行みたいになっているが… 

『 依存症の問題 』が 他とちがう所は 

自分だけの問題で終わらない部分にある。 

感染症のように 加速度的に悪化しながら 

周囲を巻き込んでゆく事が多いと 思えるのだ。 



しかし 救いがあるとすれば ガンやHIVなどの難病とちがって 

本人の意志と 行動によって 進行を止め 回復へ向かえる点だと思う。 

依存を やめることさえできれば 回復できる病気なのだ。 



なにより大切なことは 自覚だろうと思う。 




。。。。。。。。。。。 



まずは 自分にとって ドッチがいいか? 

そのために 酒を飲み続ける暮らしが どんなものか? 

しらふで生きてゆく暮らしが どんなものか? 

両方を知る 必要があるのだと思う。 

その為には 一旦しらふになって 

病院や 自助グループに通うことだろう。 

酒飲んでいる暮らし… 依存し酔いつづけている暮らしが どんなものか? 

しらふになって よく見てみたことがない者に… 

あるいは しらふで まともに 生きたことがない者に 

ドッチがいいのか わかるのは むずかしいことだ。 



アル中になって 断酒しながら 感じることのひとつに 

世間の人たちの多くが 酔っぱらっているように見える感覚がある。 

もちろん 酒を飲んでいない人たちも 含めてのことだ。 

このひとは ホントにしらふなんだろうか?…と 思うほど 

わけのわからないひとも… 世間には たくさん居る気がするのだ。 



果てしない異常欲求が 止められなくなり… 

その欲求を満たす為には なんでもするようになってしまう。 

それが『 依存症 』という病気だ。 

依存物や行動は さまざま。 あらゆる事物が 対象となりうる。 

なにかに 酔っぱらってしまうと モラル意識や対応が狂ってゆく。 

暴力や 殺人さえも… 抑制=コントロールできなくなる。 




だから 酒をやめても 酒場に近づかなくても… 

なにかに 酔っぱらってしまえば… 

人間関係・社会関係が うまくいくとは限らない。 



大切なことは… 『 酔っぱらわないで生きること 』 

…なのだろうと 思えてくる。 

 ・・・・・・・・ 

 ういのおくやま けふこえて あさきゆめみし… 
( 有為の奥山   今日超えて  浅き夢見し …  ) 


 えゐもせす…★ 酔いもせず ★… by 空海 ( 弘法大師 ) 



 さすが 弘法大師。♪ 

 うまいこと 言ったものだと感心する。…だっちゃ♪ 



オトナだったら せめても 

自分がなにをしているか…ぐらい 

いつも自覚して 生きていたいものだと 俺は思う♪ 




。。。。。。。。。。








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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















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