ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場

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1. アル中53. 飲酒環境1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17.
アル中53.飲酒環境1. (08.06.03火)2008年06月03日16:40
 akiu 雲 アル中53.飲酒環境1. (08.06.03火) 



経済を 左右するほど 酒びたり?   雲:08年06月03日 16時32分51秒 

環境が 若者たちを 染めてゆく    雲:08年06月03日 16時19分06秒 





 アル中53.    … 飲酒環境1. … 







。。。。。。。。。。 
★参照:アル中8.狂気の沙汰 離脱症状  
/akiukumo/-arutyuu0008.html

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アル中さんの 苦しさや 辛さの 話を… 一般の人に言ったら… 

「 そんな話! アル中の 言い訳に決まっている 」 

…としか 言われないのが いまの日本では ふつうだと思う。 



しかし【 アル中患者たちの 実態 】を 目の当たりにしたら 

そうでもないことは すこしずつ わかってくるようになってくる。 



【 アルコール依存症 】と 診断されたあと 

完全に 飲まないで 断酒を 継続していける人は 思いのほか少ない。 



入院患者の2割が 退院後2年以内に 死亡するという。 

死亡原因は 1.事故 2.自殺 3.他殺 4.病死 だ。 

残りの半数以上が… 再飲酒と 入退院を繰り返すようになるという。 



そうしたことを ハッキリと知った上でも まだ 酒をやめられないのだ。 



回復傾向に 向かってゆく患者は 4割にも満たない。 

完全に【 生涯断酒 】できるのは 2割にも満たないようだ。 

なにしろ 10年以上 断酒していた人でも 

1杯飲んだだけで 連続飲酒に入ってしまい 

死にそうになってしまう人も 多いのだ。 



アル中さんたち自身でさえ 

「 なんで? たかが 酒なんかで… 」 

「 俺は ただ 意志が弱いだけなのではないか? 」 

「 もっと ガンバレば 注意深くなれば コントロールできるはず 」 

そうした思いが いつまでも 抜けないで 

くり返し 頭の中で 渦巻いてゆくのだ。 



なにしろ 世の中には 明らかに 

同じように 飲んでいるのに… 

【 アル中に ならない人のほうが 多い 】の だから。 



医者が言うように せめて 

【 ガン 】や【 アレルギー 】と 同じように 見てもらえたら 

少しは 気持ちも 楽なのかもしれないが… 



しかし アル中の イメージは あまりにも悪すぎる。 

なにしろ 飲んだアル中の 醜態や やってしまう事は 

どうみても【 同情に値するものではない 】のだ。 

世間や 周辺のひとたちの 見方は 甘くはない。 



離脱症状による【 心身のバランスの乱れ 】を抱えながら… 

それを 理解できない周囲の人たちの 常識や偏見と 

つきあってゆくのは あんがい 辛いものなのだ。 


そうした部分でも 更に こころのバランスの 混乱が 生まれる。 

(【 アルコール依存症 】であることを 周囲の人に 伝えられない人も多い。) 



しかし どんな時も 冷静さを 失ってはいけないのだ 

ちょっとした油断で 元の木阿弥になってしまうの だから。 

とにかく 落ち着いて 注意深く 慎重に 

バランスを 取ってゆく必要が 出てくるのだと思う。 


。。。。。。。。。。 


俺自身【 離脱症状 】の多様さと フクザツな わかりにくさは 

この一年 他の患者仲間たち自身の 言葉を聞く中で 

やっと 少しだけ わかるような気がしてきた だけだと思う。 



断酒直後に出てくるものは わりとわかりやすいが 

長い年月の中で ゆっくりと回復してゆく部分の 問題は… 

経験者の話を 聞かなければ わからないし 

ミーティングの場や そこにいる人たちへの【 信頼感 】… 

また その本人の その時々の なまの表情や 声や 話しかたなど 

直接感じられる【 感じ 】による【 信頼感 】が ないと 

なかなか 納得できるものでは ないような気する。 



この病気が どれほど 深刻なものであるかは 

現実を なまで実感しないと わかりにくいのかもしれない。 

だからこそ 自助グループに通いつづける事が 大切なのだろうと思う。 




。。。。。。。。。。 



医者に診断された患者で 酒を飲みつづけた者の 

平均寿命は【 52.4歳 】だというのも実感できる。 

病院にも 自助グループにも やはり3〜40代の人が多い。 

年取るまで 生き残ってゆく 患者は 少ないのだ。 



俺は 2005年9月13日に病院で【 アルコール依存症 】と 

診断された時【 52歳と4ヶ月 】だった。 

そのまま 飲みつづけたら 死んでいたかもしれない。 

少なくとも いまのように こんなふうに 

悠長に 暮らしては居なかっただろう とは思う。 



医者は「 余生です のんびり暮らしましょう 」…と言う。 

俺は「 まあ それでもいいか… 」と思えるから いいが… 



若い人たちを見てると 可哀想だと 思ってしまう。 

20歳前後で アル症になったら そりゃあ 

「 なんで あたしだけ… 俺だけが? 」と 思うに 決まっている。 

【 酒や 酒飲み世界 】に 出逢わなかったら 

酒さえ 口にしなければ 

みんな 人一倍 繊細で やさしくて いい奴らだ。 

その連中の ほとんどが【 暮らしの環境 】の中で たまたま 

そっちの道【 アル中の世界 】に 迷い込んでしまっただけ なのだと思う。 



周りに 誰か ちゃんとした モラルや知識をもった まともなオトナが居て 

親身になって 話を聴いたり アドバイスしてくれていたら…と 思うと 

ほんとうに 残念に思うのだ。 



なんとか したいと 思うのだ。 



… そのためには … 

【 社会常識 】や 【 オトナたち 】 

… が 子供たちや 若者たちにとっての 周辺の環境が… 

【 信頼できるもの 】に なっていかなければ 



どうしようもない… と 俺には 思える。 




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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















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