叱られて…2 正直8 H先輩 高校(1969)のころ 2 2007年08月29日07:57
akiu 雲「人生が変わる瞬間(とき)」高校のころ 2
鬼の特訓 … H先輩 …
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成績は どんどん落ちていった。
それでも まだ 学校には 行っていた。
…救い…は 好きな柔道や 柔道部の
「 気のおけない仲間たち 」だったとも 思う。
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「 鬼の特訓 」 …H先輩
最初の1年生のころ 柔道部に H先輩が来ていた。
H先輩の代は 県内でも強かったらしい。
たしか 個人戦で 国体まで行った人もいたと思う。
(Hさんは 予備校に通っている浪人生だったので…
夏休み過ぎには 受験勉強に専念したらしく 来なくなった。)
Hさんは 1年生に 猛特訓を 課した。
柔道初心者が多かった一年生に つきっきりで
柔道の全ての技や 基礎的なことから教えてくれたが
2・3年生とは別メニューで 何で俺たちだけ…と
H先輩を「…鬼!」と思うほど ハッキリ言って 正直 きつかった。
とにかく 徹底的に 猛練習 …させられた…。
でも 俺は なぜか …うれしかった… 面白かった。
Hさんが やさしかったから だろうと思う。
H先輩は いつも ニコニコしていた。
笑いながら 俺たちが…泣きそうになるまで… 練習させた。
俺たちに 徹底的に猛練習 …させて…くれた。
特訓は 一学期から夏休みぐらいまで だったろうと思うが
そこで 俺は 柔道が もっと好きになった。
特に「もう…自分の限界」みたいに… 泣きたくなるような
全力で …一生懸命…やる 練習が
以前より もっと 好きになったような 気がする。
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いま こうして思い返しながら 考えてみると
痛いこと つらいこと 苦しいこと できないことが…
そして それを無理やり …やらされる… ことが
イコール=「 いやなこと 」なのでは ないと思う。
その状況に 救いがあるかないかの 感覚には…
なにか「 別な要因 」が はたらいているような気がする。
(それは… その状況に対する
「 信頼感 」あるいは「 安心感 」
…のようなもの ではないかと いまは 思える。)
…このとき 同じ学校の中で…俺は
一方では 教室で …先生や 同級生たちに
もう一方では 柔道部で …先輩や 中間たちに
なにかを …求められていた… ような気がする
前者… あの学校 全体が 求めていたものは
( 先生も生徒も… そして 地域の 狭い世間も… )
いわゆる学業成績や 知識・教養?・人格?などの…
「 ☆校生 らしさ 」=「 エリート高校生らしさ 」
…だったような気がする。
後者…は …すこし ちがっていたような気がする。
もちろん ☆校に入った奴らだ
そうした「 エリート臭さ 」もあったろうが
そこは しょせん みんな まだ 16〜7 の高校生。
柔道部は あんがい 気のいい脳天気な連中が多かった。
それで だいぶ救われていたのかもしれないと思う。
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それでも やっぱり 成績は落ちつづけていった。
そして…
それとともに こころも沈んでいったんだろうと思う。
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