ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場
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叱られて…2
正直18 ゴミ 留年時代7 高校(1970)のころ12 2007年09月02日22:08 akiu 雲 
「人生が変わる瞬間(とき)」高校のころ 12 






 ゴミ拾い   … 強歩大会2 1970 … 




。。。。。。。。。。。 

2回目の 一年生の秋ごろだったと思う… 

朝 牛乳配達をしている時に ふと 見たら 
道に ゴミが落ちているのに 気がついた。 
とうぜん 俺は なにげなく拾って ポケットに入れた。 

ちょっと行くと また落ちていた。 

また行くと またまた… 

気がつきだすと きりがなくなるもんだ。 

その後 しょうがないから 俺は… 
… 気が付かなかった …ことにして 
なんとか とどこおりなく 牛乳を配達していた。(笑) 

でも ホンネは 結構 疚(やま)しかった。 
問題を 見て見ぬ振りをしても いいものだろうか?と 
内心 いつも 悩みつづけていた…???(苦笑) 

とにかく 全部拾うなんて 無理に決まっている。 
捨てる奴がいるかぎり 拾いきれるわけがない。 
 ・・・・・・・・ 
できること やるべきことは 
… 自分では … けっして捨てないことだ。 
などと 自分に言い聞かせて お茶を濁していた。  

。。。。。。。。。。。 

そのころ また あの強歩大会が やってきた。 

学校から秋保温泉まで 山あり谷あり(?)の 42.195キロ。 

今回は 初心者ではない 前年の経験で 
だいたい 雰囲気はわかっていたので… 

しかも1年生とはいえ いちおう柔道部では先輩だ。 
進入部員たちにも 示しをつけなければならない立場である。 

「 柔道部の伝統 」を後輩たちに伝えてゆく責任がある。 
(俺は 根っから責任感の強い男の中の男?だった …笑) 

したがって 最後尾を だらだらと 歩いて行ったのは 
とうぜんのこと …だっちゃネ(笑) 

3〜4区間行ったころ… だったろうか 
両側に 田んぼがあり 里山の広がる 
のどかな田舎道を 何人かの仲間と のんびり歩いていた。 

すると 田舎でよく見かける 
屋根のかかった 木造のちいさなバス停の小屋があった。 
なにげに 中を覗くと その隅っこに 赤い網の袋があった。 
(よく たまねぎなんかが いっぱい入ってる 大きな袋) 

!おお これだ!… 

すでに 俺は ヒマと体力を 持て余していて… 

ちょうど 飽きかかっていたところだった(笑) 

その袋を手に ゴミを拾いながら歩くことにしたのだ。 

そうしてみると ゴミは 見事に いっぱい落ちていた。 
道自体は 草も刈られ きれいな道だったが 
両側の端を よくみると 細かいゴミは いくらでもあった。 

なにか始めると やたら夢中になる性格の俺。 
とうぜん タバコの吸殻どころか 
自然物以外のものは なにひとつ 見逃しはしないぞ! 
…みたいな勢いで 拾いまくっていった。 

ふと気が付くと 仲間が だいぶ前のほうにいる。 
やはり 遅れちゃいけないと 
…でも 拾いながら …急いで 遅れないように行った。 

そして 気が付いた。 

みんなは まっすぐ前に歩いているが… 
俺は 道の 両側のゴミを拾いながら歩いているから… 
みんなが 1メートル歩くあいだに 
俺は 10メートル以上 歩かなければ ならなかったのだ。 
( 道幅はたぶん6メートルぐらいはあったと思う。) 

とうぜん 歩くというより 小走りに 走っている状態だった。 

袋は 案外 すぐに いっぱいになった。 
その中身を バス停などのゴミ箱に 空けながら… 
何回か 拾いつづけたが 
さすがに へとへとに 疲れてきて 
ギブアップせざるを得なかった。 

このときこそ ホントーに… 俺は思った。 

「 捨てる奴がいるかぎり 拾いきることはできない。」…と 

そして「 俺はゴミを捨てる人間には なりたくない 」 …と 

 ・・・・・・・・・・ 

あれから 36年たった今も その思いは変わってはいない。 
ココ秋保の土地に 来たとき… 
敷地から外にゴミを出さない。 …と 決めた。 
ことの良し悪しは別として… 
焼却 埋め立て 再利用材料化(リサイクル) 
そんな理想を抱いて… やってみようとした。 

言うは易し 行うは難し… まさに そのとおりだ。 

暮らしの中で 出てくるゴミは半端な量ではなかった。 
まるで… 俺たちは ゴミを買ってきているのではないか? 
…とさえ思えるほどに ゴミは多かった。 

中でも 紙おむつにはマイッタ。 

長男の時は 布オムツだったので 洗えばよかったのだが 
下の二人のときは もう俺の仕事が始まっていて 
外に連れてあることが多く 安易に 紙おむつにした。 
しかし 紙おむつを燃やすのは至難の業だった。 

たっぷりと 水分を吸収した紙おむつは 
そう簡単に燃やせるものではなかった。 

…火のそばで 乾かして また雨で濡れないようにしながら 
最後まで 燃やし尽くすには かなりの 手間と時間がかかった。 
なにごとも…目先の手軽さや 便利さだけ…で 
判断しては いけないものだと つくづく思った。 
 ・・・・・・・・  
そのほかにも ついつい もったいないからと… 
もらってしまったり 捨てられなかったりするものも 
溜まってゆく…。 

あれから 25年が過ぎた。 

しかも 後半の10年間 酒に溺れてしまった。 

現状が どうなっているかについては… 
読者の ご想像に お任せするとしよう …(大笑) 




。。。。。。。。。。 



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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















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