ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場
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道10 あのころ2(1974)スミー君 2007年09月21日22:32
akiu 雲 道10 あのころ2(1974)スミー君 





  あのころ2. … スミー君のこと … 




。。。。。。。。。 

そういえば 果物屋…で スミー君のことを思い出した。 
 ・・・・・・・・ 
あいつとの付き合いは 短かったが たのしかった♪ 

果物と言えば山梨県だろう… 
え?… リンゴは青森県? 桃は福島? 
長野県や 鳥取だって …果物の産地?ダロって。 
いや「くだもの」といえば 断じて「山梨県」なのだ。 
なにしろ… 
県名に 果物の名(…梨)がついているのはココしかない。(笑) 
 ・・・・・・・・ 
とりあえず スミー君は山梨出身だった。… 

。。。。。。。。。。。 

僕の本名は 住井良人(すみい よしと)。 
でも みんなは 勝手に 
スミーくんとか… グッドくんとか呼んでる。 
生まれも育ちも 山梨の葡萄園。 
僕が 雲さんと出逢うまでの いきさつを… 
簡単に 話しておこうと思う。 

あの日は 空が晴れ渡って 天気のいい日だった。 
僕は いつものように ぶどう棚に上って 
虫取りに余念がなかった。 

午後の陽射しを浴びながら ひとしきり虫を取り終えて 
ひとやすみして 横になって 空を眺めていた。 
 ・・・・・・・・ 
きっと そのまま 眠り込んでしまったのだろうと思う。 
目が醒めたら 一面の星空。… 
でも まぁ… いいか…と そのまま また 寝てしまった。  

 ・・・・・・・・ 
どのくらい眠ったのだろうか 
なんだか 地震のような揺れを感じて 目が醒めたが… 
すぐに おさまったし まだ真っ暗だったので 
また そのまま 寝てしまった。 

 ・・・・・・・・ 

 ちょっと…休憩 by雲 


2007年09月22日23:19 つづき… 
akiu 雲 つづき 

 ・・・・・・・・ 

 ちょっと…休憩 by雲 
ハハ…ちょっとのつもりが丸1日…m(_ _)m 



 ・・・・・・・・ 

また揺れだした 今度こそ起きた。 
なんだか様子がおかしかった。 
ゆれが収まる 気配はないし… 
なにより 相変わらず 真っ暗で 
様子が よくわからないのだが 
どこかに 閉じ込められてしまっているようだ。 
周りは ブドウだらけ… 
どうも トラックか何かに乗ってるらしい… 
 ・・・・・・・・ 
そんな訳で 僕は なにものかに 拉致されてしまったのだ。 

ついた所は 東京 秋葉原の青果市場だった。 
やっと 明るくなって 箱ごと ブドウと一緒に 
トラックから下ろされて 果物屋の店先まで運ばれた。 
 ・・・・・・・・ 
そこで… 雲さんに出会ったのだ。 

。。。。。。。。。。 

運んできた 巨峰の箱を点検していた店の人が… 

「ほら… 雲くん トカゲが入ってるよ!」… 

見ると なるほど 巨峰の実に 紛れ込んで 
ちっぽけなトカゲ君が コッチを見ていた。 
とりあえず 箱から 出してやって 
なんか その辺の箱に入れて また仕事に戻った。 

昼過ぎ 仕事も 終わって 帰りながら 
エサ…は? なにが いいかな? …と 
ちょうど市場内のゴミを集めた山のところに来た時 
その中に 栗の実がいっぱい落ちていた。 
よく見ると 捨てられた虫食いの栗だった。 
おお… これでいい …と 
それを 適当に拾ってかばんに入れ つぎは 
なんか 入れ物が必要だな…と 
帰り道で虫かごを 買って帰ることにした。 
 ・・・・・・・・ 
そんな訳で スミーくんは 
その日から ひとりさみしいアパートの 
同居人に なった。  …という訳だ。(笑) 



。。。。。。。。。。 

ス… スンマセン ちょっと息切れだっちゃ…苦笑 


2007年09月23日10:49 道11 あのころ3(1974and幼少)いきもの 
akiu 雲 「 道11 」 


「 あのころ3 」 … いきもの … 



。。。。。。。。。 

スミー君は 虫が大好物。 
栗の虫は 結構 好評だったが… 
まとめて置いては おけなかったので 
なにか 他にないかと 考えて 
いい事を 思いついた。 
果物を切って 置いておく …ことだった。 
(果物は いくらでも手に入った …笑) 
すると 猩々蝿などの虫が 集まって来る。 
スミー君は それを自由に捕らえては 食べられる 
…と言う按配だった。 

 ・・・・・・・・ 

俺は 小さい頃から 生き物好きだった。 

そのもとは 脳天気な親父が 動物好きで… 
なにかと 家に 生き物を 持ち帰ってきたのが 
始まりだったように 思う。 
 ・・・・・・・・ 
犬や 猫はもちろん… 
土木関係仕事だった彼は 
現場で見つけた水鳥のヒナを 持ってきたこともあった。 
そして 小学校低学年の俺に 見せる。 
「どうだ… メンコイべぇ!?(かわいいだろう)」 
とうぜん 俺は飼いたいと言う。 
すると 俺が世話係になる。 

…と言う具合で 
いつも家に居ない「オヤジが飼いたい…ペット」の 
毎日の世話係を ていよく やらされていたんだ…と 
(…いわゆる 子供だましというやつ…?…笑) 
 ・・・・・・・・ 
今になって 気付いた。…(笑) 

とにかく俺は そうして生き物好きに なってしまった。 
小4ぐらいの頃 近くにある薬科大の 研究室に行って 
はつかねずみを もらってきて飼ったら 
文字通り ねずみ算式にふえたし(笑) 
小鳥を飼い始めたら…それもまた ねずみ算式にふえた。 
鳩も飼っていた。 
とにかく 生き物は… 
あんがい勝手に ふえるものだった(笑) 

小中学校のころ ヒマな時間は いつも 
鳥っ子屋さん(…ペットショップ)に行って 
いろんな生き物を見ていた。 

いま思えば 生き物を飼ってると あんがい忙しい? 
鳩2〜30羽 小鳥50羽ほど… 
そのほかにも 犬が居たり はつかねずみだったりと 
いろいろと毎朝ひとしごとしてから 
学校に行ってたんだろうと思う。 
放課後は 小学校の時は夕刊配達。 
中学では柔道やってたし… 

あのころの 俺は あんがい 


… 働き者 …だった???(笑) 



。。。。。。。。。。 


2007年09月25日02:26 道12 喪失感(1974)捨て猫 
akiu 雲 



「 喪失感 」… 捨て猫 … 




。。。。。。。。。 

パソコンをやっていると 
せっかく書いた文章が 
一瞬にして消えてしまうことがある。 
今朝も やってしまった。 
最近…注意力が落ちてきているのかもしれない… 
などと すぐ 落ち込んだりする。 
 ・・・・・・・・ 
でも 飲んでいた時よりは 
立ち直りは早くなったように思う。 

AC(アダルトチュルドレン)の話の中で 
「喪失不安」と言う言葉をよく耳にする。 
失う不安から… 
前向きな発想・判断や行動に 向かえなくなるのだ。 

俺は あんがい 喪失感に弱い気がする…(苦笑) 

まぁ だれしも そういう部分は少なからず あるもんだ。 
…と 最近は楽観視できるように なって来たと思う。 


。。。。。。。。。。 

1994年の秋ごろ… 
ある日 銭湯に行った帰り 
裏通りを歩いていると 
電信柱の脇に落ちているダンボール箱から 
微かな鳴き声が聞こえた。 
開けてみると 案の定 捨て猫だった。 
「あのアパートで飼うのは…だめだよなぁ?」 
とは思ったが ほっとく訳にも行かず… 
結局 連れて帰った。 
大き目の木箱を拾ってきて… 
この中で飼えば 鳴き声も聞こえないだろう…と 
とりあえず 飼うことにした。 
 ・・・・・・・・ 
たしか その直ぐあとだったと思う。 
(まだ 名前さえ付けていない頃だった…) 
美学校の旅行が あったことを思い出した。 

。。。。。。。。。 

美学校では 春と年末 京都・奈良旅行が 
恒例行事になっていた。 
いわゆる修学旅行のようなものだ。 
 ・・・・・・・・ 
お寺や記念館・美術館などを巡って 
国宝などの 仏像や障壁画の 実物を観て 
眼を肥やし 歴史などを学ぶ旅行だった。 
あのときの 旅行が 何も知らなかった俺にとって 
目を開き 美術の世界に 深く魅きこまれてゆく 
大きな力となったのだろう…と思う。 
 ・・・・・・・・ 
恒例の旅行のほかにも 
希望者の自主企画で 行くこともあった。 
 ・・・・・・・・ 

この年の秋(1974)は 2年生の企画に 
俺も参加することにしていたのだ。 

。。。。。。。。。。 

4泊ぐらいの旅行だったので… 
スミー君は なんとかなるだろうと思ったが 
子猫の方は どうしたものかと …考えたあげく 
「ペットショップなら預かってくれるだろう…」 
…と思いついた。 
 ・・・・・・・・ 
出発の前日 スミー君のかごには 
新鮮な 果物を入れて… 
子猫を連れて 浅草・カッパ橋の近くのペットショップに 
預けに行った。 
たぶん 前金で 3〜4000円ぐらい払って 
預かってもらったように思う。 
 ・・・・・・・・ 

旅行から帰って さっそく 迎えに行った。 

すると なんと…店の主人が 

主人:「ああ あの猫 欲しいと言う人がいたから あげたよ…」 

 …と なにくわぬ顔で 言ったのだ。 

俺 :「え…? でも 必ず  
     引き取りに来るって言ったでしょう?」 

主人:「でもねぁ いつも そう言って 
     来ない人が多くて困ってるんだよ… 」 

…でも 俺はちゃんと約束どおり遅れずに来たでしょう?… 
と 言いかけたが 主人の言うことも 
 なんとなく わかる気もしたし… 
そのまま 黙って店を出た。 
 ・・・・・・・・ 
とうぜん… 
なんだか さみしかったし 
がっかりした… 
…でも… 

「まぁ よろこんで飼ってくれる人が 見つかったんだから 
 あいつにとっては…その方が 良かったのかもしれない…」 

と…自分に言い聞かせながら アパートに帰った。 
 ・・・・・・・・ 
次の日 俺はスミー君のかごを持って 上野公園に行き 
国立博物館の裏手の 草むらに 放してやった。 
スミー君も せまいかごの中よりも やっぱり 外の世界で 
自由に 暮らしたいんじゃないかな…と 思ったのだ。 



。。。。。。。。。。 

 
参照

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↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















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