ノート  アル中について 問診日 アル中高校生 風の広場
ページリンク→ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20.
           もくじに戻る

1. 高校のころ 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17.
叱られて…2
正直21 不登校3 高2時代 高校(1971)のころ15. 2007年09月05日11:55
akiu 雲  「人生が変わる瞬間(とき)」高校のころ 15 





 不登校 3 




。。。。。。。。。。。 

そんな訳で 高2の 2学期になった頃には 
同じ年齢の 3年生たちの影響もあって… 
卒業後の進路のことも 考え始めていたのだろうと思う。 
…しかし 
夏の講習以来 美術のほうへの希望は 崩れかけていた。 
 ・・・・・・・・ 
( あのあと… 
 講習に来ていた連中が通っていた 
 …たぶんあのころ 
 美大受験を意識して教えていた 仙台では唯一の… 
 画塾へも 1回だけ 行ってはみたが 
 やはり その雰囲気に負けてしまって 
 それっきりに なってしまった。 
 ・・・・・・・・ 
 あの憧れの彼女も 当然そこの生徒だったのだが…  ) 

学校での 勉強?は どうも 面白くなかった。 
先生たちにも 魅力を感じなかった。 
2学期になって また 成績が下がり始めていった。 

仲間たちは来年卒業… 
そのあとの 一年が長そうに感じられた。 
そして そのあと 大学の4年… 
しかも 入試に 合格しての話だ。 
その間 ずっと 試験 テストがつづく… 
気の遠くなるような 話に思えた。 

俺は たぶん「 習い 学ぶこと 」は 好きだったが 
「 試験 テスト 」… 試されること …が 
だいっ嫌い だったのかもしれない。 

俺は 手ごたえのあることが したかった。 

でも 自分が何をしたいのか なにをすべきなのか 
あいまいだった。 

小学校の時は 漫画家になりたいと思った。 
高学年の頃は 小鳥を飼っていて… 
小鳥屋さんに なりたいと思った。 
なぜか サラリーマンにだけは なりたくない…と 
いつの頃からか それだけは 頑なに思っていた。 

中学に入って NHKの番組「自然のアルバム」を いつも見ていた。 
そういう取材をするスタッフも いいなぁ…と 思った。 
成績が良くなってからは 鳥類学者になりたい…とも思った。 
科学雑誌「自然」を購読し…日本野鳥の会にも入ったりした。 
野生を調べているフィールドワーカーにも 憧れていた。 

高校に入ってから 友達の影響などで 本を読み始めた。 

国語の教科書で 芥川龍之介の「羅生門」を読み 
漢文の授業で 老子と孔子を読み… 
友人の哲学青年 …○樹くんに 
ショウペンハウアーだの アランだの 勧められ 
同じクラスの○橋くんに 
「大江健三郎ぐらい読んでみたら」…と言われ 

なんとなく 本を読むようになっていった。 

詩集も読んだ。 
高村光太郎 中原中也 石川啄木が 好きになった。 

光太郎の影響からトルストイや ロマンロラン ヘッセ 
白樺派の本も読んだ。 

伝記が好きだった。 
人の生き方が書いてあるような気がして… 

「 智恵子抄 」を読んで 恋に 憧れた。 

フォークソングの歌詞を聴いて「 さすらい 」に 憧れた。 

光太郎の本を読んで 芸術にも 憧れた。 

 ・・・・・・・・ 
さまざまな思いが 混沌と 渦巻いていた。 




。。。。。。。。。。 

1年生のとき 制服問題で もめていたころ 
いろんなことを考えさせられた。 
テレビや 新聞では 
70年安保だの ベトナム戦争の ニュースも流れていた。 

いつだったか 柔道部の仲間の ○田と話していた時 
「 お前は 社会を知らないんだよ! 」 
…と 言われたことがあった。 

それ以来 その言葉が 頭を離れない。 


たしかに当時の俺にとって「 社会 」という言葉の中身は 
「学校の時間割に書いてある文字」程度でしか… 
なかったような気がする。 

そして 先生も親も… オトナたちは ことあるごとに… 
「 社会に出て… 1人前になってから ものを言え! 」 
…と 俺の 言う事に 耳を貸そうとはしなかった。 

俺は 彼らの言う「 社会 」とは いったいなんだろう? 
…と 思い始めていた。 



。。。。。。。。。。。 

話は戻るが この年(1971)の春 
最初の同級生の学年に 例年になく 多くの留年生が出た。 
半分ぐらいが 柔道部関係者だった。 

つまり 柔道部3人と その友人2人ほどが 
また同じ学年になったのだ。 …(笑) 

その中のひとり M先輩… 
ややこしい話なので 説明しておくが 
Mさんは もともと先輩だったのだ。 
1年前に入学したが 体をこわして入院 長期欠席のため 
出席日数不足で留年して…俺たちと同級になっていた。  
つまり彼は 1年と2年 2回留年したことになる。 


。。。。。。。。。。 


そのMさんが 秋ごろ 学校をやめて 
ハンバーガーショップで 働き始めた。 
俺たちは 学校帰りなどに 
その店に よく 立ち寄ったりしていた。 

11月末ごろになって… 
もうひとり 柔道部の留年組Nも 学校をやめて… 
ラーメン屋で 働き始めた。 

1年前には 中学 高校と同じだったSが 中退していた。 

そうしたことは 当然 俺の判断に 関わっていただろうと思う。 


。。。。。。。。。。 
12月頃だったと思う。 
俺はいつも行っていた 画材屋に行った。 
入りかけて ふと ショウウインドウを見ると 
「夜間アルバイト募集」の 張り紙がしてあった。 
夜間 9:00pm〜6:00am たぶん4000円ぐらいだったろうと思う。 

「これなら 学校にも 行けそうだな?」と 俺は思った。 

さっそく中に入って 訊いてみると 
画材屋の隣が 同じオーナーのビジネス旅館で… 
そっちの方の 夜番のしごとだった。 
朝の牛乳配達が可能かどうかとか… 
いろいろ話して とりあえず 働くことに決めた。 
 ・・・・・・・・ 
シュミレーションでは… 学校に行って 
午後は一旦 家に帰って 8:00pmごろ家を出て… 
9:00pm〜6:00amまで旅館 そのあと家に戻って 
牛乳配達してから 学校に行くというサイクルだった。 
( 牛乳配達は引継ぎの関係で12月いっぱい続けたと思う。) 

何日かは 学校に行ったような 気もするが… 
そのすぐあと(冬休みになったから …かもしれない) 
先にやめていたNが働いているラーメン屋の 
昼時の出前を 手伝うようになって… 

結局 冬休みが開けてからも 学校には行かずに 
ラーメン屋に行くようになっていた。 

 ・・・・・・・・・ 



そんな風に 俺の 高校生時代は 終わった。 


。。。。。。。。。。 


           もくじに戻る









↓アル中について

1.アル中入院

2.酒害・無知

3.状況 : 1.理解 2.対処

4.自助グループ

5.常識 と 予防

6.栄養吸収障害

7.アルコール耐性 と 体力

8.狂気の沙汰 : 離脱症状

9.家族

10.酒 と 暴力

11.酒 と [ うつ ]

12.余命告知

13.酔い心地

14.根っこ : 依存のモグラ叩き

15.共依存







↓アル中高校生

1.アル中高校生

2.最初の印象

3.ハートウォッチング

4.春の陽射し

5.昼休みのメニュー

6.酒・タバコ

7.体育・強歩大会-1

8.体育・強歩大会-2

9.文化祭-1 

10.文化祭-2

11.夏休み

12.狂気の沙汰 : 離脱症状

13.卒業-1

終.卒業-2







4.自助グループ

5.根っこ : 依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

4.自助グループ

5.根っこ:依存のモグラ叩き

6.余命告知

7.酔い心地

8.

9.共依存

10.栄養吸収障害

11.アルコール耐性と体力

12.常識と予防

13.狂気の沙汰:離脱症状

16.酒害・無知

17.理解・対処

18.

19.

20.

6.うつ1

7.うつ2



















過去日記→ 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
← 2→

'05(秋)写真日記
風の広場